自己資金を溶かす原因を分析する
初心者のうちは、相場の本質を理解せずに、やみくもにトレードをするので、あっという間に、自己資金を溶かしてしまったというような経験をしている方も多いのではないでしょうか。
溶かすというのは、資金を無くすということです。
まず、自己資金を溶かすというのは、根本的に方法としては間違っているので、その点から見直す必要があります。
なぜ、自己資金を溶かすことになってしまったのかを、徹底的に分析するべきです。
それは、例えば、以下のような感じです。
・損切りを設定していなかったのか。
・損切りは設定していたにかも拘らず、そのラインを動かしてしまったのか。
・そもそも必要以上にレバレッジを上げてしまっていたのか。
・必要以上にロットを張ってしまったのか。
・指値ではなく成行注文で取引していたのか。
・損失を抑えようとしてナンピンをしてしまったのか。
・何か突発的な有事が発生して相場が大きく動いたからなのか。
・ちゃんと自分のトレードルールがあったにも拘らず、不安定な精神状態で、それを破ってしまったのか。
僕自身も何度も経験していることなので、分かるのですが、大きな失敗をした時に、徹底的にその原因を突き止めて、修正しないと、また同じことを繰り返すことになります。
なので、皆さんそれぞれが、何故そうなってしまったのかを、振り返り、原因を突き止めるようにして下さい。
振り返りの作業というのは、辛いものですが、それを越えていかなければ、その先のステージには進めないのです。
なので、振り返りの作業は、必ず行うようにしましょう。
一定期間相場から離れよう
そして、最低3ヶ月から半年は、相場の世界から離れましょう。
それは、自分のメンタルをコントロールするためでもあります。
でないと、また同じ失敗をする可能性が高いですよ。
これは最も有効は方法で、チャートを見るとどうしてもトレードしたくなるのが人間の心理です。
なので、徹底的に相場から離れることです。
変動相場の本質を理解しよう
そもそも、FXトレードとは、一発逆転で大儲けするような類のものではないことを理解しないといけません。
徹底的な資金管理を行い、リスクマネジメントを行いながら、勝ち負けを繰り返しながら、少しずつ収益を積み上げていくものなのです。
勝率が良ければいいというような単純なものではありません。
10回中、9勝1敗で最終的に収益がマイナスというのであれば、意味がありません。
逆に1勝9敗であっても、最終的に利益があるのなら、万事オッケーなのです。
そして、相場というのは、我々の予測とは全く違う動きをするもので、その動きは誰にも分からないのです。
言わば、正解は常に相場にあるのです。
そういった相場の本質をどれだけ、理解できるかが重要です。
それが理解できているのなら、自己資金を全て溶かすというようなことはあり得ないのです。
何故なら、そもそも取り返しのつかないようなことになる前に、しかっりとリスクマネジメントを行っているからです。
FXトレードというのは、そういったことを前提として行うものです。
それが、最低限のルールですが、それを理解していない人が多いのではないかと思います。
例えば、それは、シートベルトをせずに車を運転するようなものです。
安全に快適に移動するという目的を達成するために、最低限のルールが言わばシートベルトをするということです。
それが、出来ないのであれば、極端な話、事故を起こして、死んでしまっても仕方がないということになります。
その最悪の事態を避けるために、予めシートベルトを着用するという、リスクマネジメントを行うのです。
もし、自己資金をすべて溶かすようなことになってしまったとしたら、まず原因を徹底的に突き止め、トレード方法とトレードルールを見直すことです。
そして、当面はデモトレードなどで訓練を重ねることをオススメします。
まとめ
当面は、しばらく相場から離れることをオススメします。
そして、トレードを行うにしても、しばらくは自己資金を投入するのではなく、証券会社のデモトレードを利用して、練習することをオススメします。
デモトレードを使ったことがないという人は、是非この機会に開設されることをオススメします。
デモトレードで、自分のトレードの一体どこに原因があるのか、どこを改善すればいいのかを、徹底的に分析するべきです。
そして、今後同じ過ちを繰り返さないことを肝に命じ、自身のルールを作り、何がなんでもそれを守り通すことです。
そうでなければ、このトレードの世界で今後生き残っていくことは不可能です。
少しキツイことを言うようですが、潔くトレードの世界から足を洗うことをオススメします。
この記事を書いた人

Toshiya(時遊人)
旅や資産運用などについてブログで発信しています。世界中を旅して現地のコアな情報をお届けしたいと思っています。是非他の記事も合わせてご覧下さい。
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